仕事が忙しすぎて、練習に行く時間さえ、なかなか取れないというのに、スコアアップなんてできるわけないと、諦めている。
そんなあなたは思い違いをしています。
練習場に行けなくても、コースでプレーする機会が少なくても、スコアアップすることは可能です。メンタルを強化することで、技術的な未熟さをカバーできる部分が少なくないからです。
ラウンド中にスイングしている時間はとても短い
コースに出て、72ホールをプレーすると、かなりの時間を要することになります。
しかし、そのラウンド中にボールに向かってスイングする時間はわずかなものです。
プロゴルファーやシングルプレーヤーなら、72回前後しかボールを打たないわけです。
仮に、18ホールをパーオン2パットのパープレーでまとめたとして、パットを除いたスイングは36回。
打ちっ放しに行っても、1カゴ分にも満たない数です。
100を切ったことのないゴルファーは、もっと多くラウンド中にボールを打つことになりますが、それはまったく嬉しくないことでしょう。
100をきれないゴルファーも、プロゴルファーと同じように真似ることができるとしたら、このボールを打っていない時間ではないでしょうか。
この部分は運動神経の良し悪しは関係ありませんから超一流プロゴルファーと同じように真似できるはずです。
それは、練習場やゴルフ場に行かなくても練習できる部分でもあります。
それが、メンタルを強化するトレーニングです。
実生活の中でも鍛えられると思いませんか?
プロはボールを打っていないラウンド中に何をしているかを学ぶ
ゴルフを始めて間もない初心者や、なかなか100を切れないゴルファーは、ミスショットをしてしまったあと、自分を失ってしまいます。
2本、3本のアイアンを持ってボールの側まで行き、これと決めた番手のクラブでショット!
見事にミス。
冷静さを失い、持って来た他の番手のアイアンを置き忘れたり…。
ラウンド中に、そんなことを繰り返す。
もちろん快心のナイスショットもあるでしょう。
しかし、それが気持ちの山と谷を大きく作ってしまうのです。
ゴルフってそれが面白く楽しいのですが、アベレージゴルファーにとってはその「ガッカリ」や「喜び」の繰り返しが起こす精神状態の波がスコアアップにつながらない原因なのです。
悩ましいものですね。
ラウンド中のボールを扱っていない時間、プロや上級者はどのように自分のメンタルをコントロールしているのでしょう。
メンタルを強化して得られるもの
メンタルの強化は、打ちっ放しに行って何百発とボールを打ったり、毎日のようにコースに出ることなくできます。
メンタルを「強化する」と言うよりは、「整える」と言った方がいいかもしてません。
メンタルを整えると、スコアアップを図ることができます。
あなたも気づいていると思いますが、ミスショットの大半はメンタルの乱れによるものだからです。
- 飛ばしてやろう
- 右サイドにはOBがある
- グリーンの左の池
- 前回のラウンドでの同じ場所でのミスショットの記憶
などなど
ラウンド中にメンタルを平常に保つのは容易なことではありません。
この喜怒哀楽があるからこそゴルフという遊びは楽しくて楽しくて仕方ないわけです。
しかし、あなたが自分自身のゴルフをただの「遊び」からワンランク、ツーランク上の領域にあげたいという欲望があるなら、ゴルフにおけるメンタルの重要さに目を向ける必要があります。
自分より飛ばす仲間にもスコアで勝てる
メンタル強化のトレーニングは打ちっ放しに行かなくても、ラウンド回数が少なくてもできます。
あなたが自分のメンタルを操れるようになってくれば、そのあとに残るのは本当の技術的な熟練度だけということになります。
そして、自分のメンタルをコントロールできるようになれば、自分の未熟な技術の範囲内でスコアアップを図ることができるようになるでしょう。
あなたより飛ばす、時おりプロのような凄いショットをする同伴プレーヤーよりも、結果的には良いスコアであがるということも珍しいことではなくなります。
スイングが上達しても限界がある
なかには、練習できる時間だけはたっぷりあるという人もいるでしょう。
グリップがどうとか、右足かかとがどうとか、ああでもないこうでもないとスイングを修正しながらボールを打つことが楽しくてしょうがない。
練習場にムービーカメラを持ち込んでスイングの欠点を見直したり。
スイングの向上という楽しさは、ゴルフの楽しさのもう1つの側面です。
しかし、それがスコアアップにつながらないのであれば、あまりにももったいないことです。
実際のラウンドでは、練習場のように、「やり直し」はできません。
次から次からへと出てくるボールを一心不乱に打ち続けることもできません。
ラウンド中に、練習場のようにリラックスした心の状態を保てるようになるまでは経験が必要です。
打ちっ放しでは見惚れるような球筋のショットができるのに、スコアがそれに見合っていないというあなたも、ゴルフにおけるメンタルのコントロールができていないと言っていいでしょう。
本番でのナイスショットは、ショットの前後の精神状態で決まると言っても過言ではありません。
仕事にも生きてくる一石二鳥のメンタルトレーニング
ゴルフにおけるメンタルトレーニングは、心の揺らぎを整え、本来自分が持っている技量にマイナスの影響を及ぼさないようにする効果があります。
このように言ってしまえばい、これは何もゴルフという競技に限ってだけあてはまるものではありません。
あなたの毎日の仕事、例えば大事な商談や、大勢の前でのプレゼンなどに臨むその胸の内は、池越えのショットや、このパットを決めればベストスコアの更新となるという時のメンタル状況と少しも変わりません。
ゴルフのためにメンタルトレーニングすることは、仕事に向かう精神状態の持って行き方にも応用できるわけです。
これは一石二鳥の効果です。
ゴルフ場でラウンド中に倒れないためにも
ゴルフはハードに体力を使うスポーツではありませんが、あなたも知っているとおり、強い精神的なプレッシャーとストレスが襲ってくる競技です。
大事なキーポイントになる、ドライバーショットや、ベストスコアを更新を決めるパットの際は、緊張感で血圧が上がります。
緊張状態は心拍数も上昇させます。
ミスショットをしてコースを駆け回るだけが心拍数をあげる要因ではないことは、あなたも知っているでしょう。
プレッシャーは、運動している状態でなくとも心拍数を上昇させます。
好きな人に告白すると同じようにハートがドキドキと高鳴ってしまうのです。
これらのことが原因で、以外にもゴルフのプレー中に倒れる人が多いという事実があります。
メンタルを整えることによって、緊張を抑えることができれば、スコアアップはもちろん、あなたが健康を保ち、健やかにゴルフを楽しむこともできるのです。
メンタル強化に特化したレッスン
ゴルフのスイングを学ぶ機会は少なくありませんが、ゴルフにおける自分自身のメンタルをコントロールする方法を学ぶ機会はなかなかありません。
練習場にいけない場合、技術的な向上はなかなか難しくなります。
しかし、仮想現実の世界(脳内)でも、スコアアップを図るための練習は可能です。
家にいる時の数分や会社への電車通勤の時間など。
「打つ」「スイングする」以外の部分をマネージメントしてスコアアップを目指しましょう。
ショットメーカーの同伴者より、あなたのスコアが良かったら、それは痛快なものです。
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