あなたが幼い頃から、大きな魚市場の近くで、育ったとしたら、新鮮な毛ガニやタラバガニは身近な食べ物かもしれません。
しかし、あなたの子供たちにとっては、新鮮なカニはそういつでも食べられるものではないでしょう。
そんな時、産地直送のカニを家族に食べさせてあげようという思いが湧いてきます。
そんな時は通販で現地からカニを取り寄せる。いいアイディアです。
幼い頃、冬に家族だんらんで食べたカニの思い出が幸せな宝物になる時
仕事の帰りに、父親が、まだ動いている毛ガニを沢山、魚市場で買ってきてくれて、家の大きな鍋で茹でてくれた。
そして、コタツの上に茹で上がった毛ガニが入った鍋を乗せ、家族みんなで、それこそ、蟹味噌と蟹の身だけでお腹がいっぱいになる程食べた。
コタツの上に敷いた新聞紙には、カニの殻だけで山盛りに…。
家族みんなの幸せな笑顔がそこにはありました。
紅白歌合戦を観ながら家族そろってカニをいただく大晦日
大晦日は、年越しそばを食べる数時間前は、紅白歌合戦を見ながら、家族で美味しいタラバガニを食べる。
普段、まったく興味のない歌手の歌をこの時ばかりは注意して見る。
紅白歌合戦に夢中になりながら、タラバガニの足の殻を剥いていると、カニの殻の棘が指に刺さって痒くなる。
そんなこと構わずにムシャムシャとカニの身を食べる大晦日の夜。
カニでお腹がいっぱいで、年越しそばが食べられない。
そんな幸福な大晦日の夜。
もし、あなたが家庭を持ち、自分が味わった、あの懐かしい思い出を、自分の奥様やお子様にも味わってもらいたいと思ったとしたら、それは普通のことです。
寒い冬に、コタツで、いっぱいの毛ガニやタラバガニを食べて、満面の笑顔を作っているあなたの子供達。
それだけで、生きてて良かったとあなたは思うでしょう。
カニって、そんな幸せを呼び込んでくれるほどの、美味しい食べ物です。
だからこそ、カニを購入する際は、良い品質のものを吟味したいものです。
子供達の幸せがかかっているのですから。
もちろん、独り暮らしのあなただって、せっかく買ったカニが、いまいちの風味だったらガッカリです。
社員旅行で行った北海道旅行でのカニ食べ放題が懐かしい
世間はバブル期とは違い社員旅行で海外なんてことはもうなくて、北海道や北陸地方に行く会社も多いでしょう。
社員旅行で北海道に行くと、団体ツアーに、カニ食べ放題が組まれたりします。
ここで、盛られた沢山のカニを見ると、小さな頃に、冬にコタツの上の鍋に盛られた美味しい毛ガニを、家族みんなで食べた思い出が蘇ります。
「〇〇さん、カニの食べ方、上手ですね。」
なんて、同僚に言われてしまったり。
心の中では、やっぱり社員旅行よりも、家で家族みんなで食べるカニの方が何倍も美味しいなぁ。
なんて、思うこともあるでしょう。
タラバガニを美味しく食べるには
個人的に言わせてもらえば、カニを美味しく食べるには、
単純に、茹でるだけ、
そして、ただひたすらに
カニだけを食べる。
これが、タラバの足を美味しく食べる方法だと思います。
鍋とか、いろいろありますが、やっぱり、カニだけを喰う。これです。
ボイルした後に冷凍されたカニは、上手く解凍してやらないと、食べながら、シャリシャリとシャーベット状の歯ざわりが残ってしまい、
「パパ、カニって美味しいね、大好き!パパも大好き、ありがとう」
と言う、子供の笑顔が見られなくなってしまいます。
毛ガニの甲羅をパカっと開けて蟹味噌に舌鼓
毛ガニは、なんといっても、
甲羅の中の蟹味噌が美味い。
パカっと開けて、お行儀はよくないですが、指ですくって食べる蟹味噌の味がたまりません。
足のついた本体の方は真ん中からバリッと割って、身をとって食べるか、そのまま頬張る。
美味い!
でもなんか焦れったい感じ。
身が取りきれない!
これが毛ガニの良いとこなんです。
そして、足の中の身をチューチュー吸うのです。
これもまた、焦れったい。
しかし、旨味がたんまりの毛ガニ。
最高です。
この美味さをお隣さんにも、おすそ分けしたい。
でも、我が家で全部頂いてしまいたい気もする。
だって、いつもいつも食べられるわけじゃないのだから。…愛しいカニさん。
心と懐に余裕があれば、お世話になった人に贈りたい
あなたの知人、お世話になっている方で、あの人は「美味しいカニ」とは、無縁の生活をしているなぁ、なんて人物、思い浮かべませんか?
辺ぴなところに住んでいたり、外食をほとんどしない人だったり、美味しいものに執着しない生活を送っているあの人。
そんな、お知り合いがいたら、カニを送ってみると、そこにひとつの幸せな時間が生まれるでしょう。
美味しいカニを味わってしまったら、送ったあなたのことをもう、気にかけずにはいられなくなってしまうはずです。
しかし、そんな嫌らしい思惑ではなく、感謝の気持ちと、カニで幸せになって欲しいという思いだけでいいのだと思います。
我が家の笑顔、お世話になった人の幸福、もちろん独り暮らしだって、心ゆくまで味わえます。
カニは最高です。